小さな少女とその母親らしき人物、右手には不思議な像、モノクロ写真

写真で語るということ

各Tシャツには、タイトルとその写真にまつわる短い文章が添えられています。
詩や小説の一節、撮影地についての案内など、その内容はさまざまです。
一般的なオンラインストアのような「商品説明文」とは一線を画しており、そうした“余白”も楽しんでいただければと思っています。

「写真家は写真で語る」と言われますが、私は優れた写真家は同時に優れた文筆家でもあると考えています。
森山大道もその一人です。
彼の人生や写真観について綴った文章は、詩的で情緒的でありながら、どこか突き放したようなドライさがあり、まさに彼の写真と共鳴しています。

多くの写真集で写真に添えられるテキストは「説明」ではなく、「音楽」のように機能しています。
このストアのTシャツに添えられた文章もまた、そんな“BGM”として、写真にもう一つのレイヤーを加えるものになれば良いと考えています。

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