・写真を始めた理由ときっかけ
これからこのブログでは、写真やカメラにまつわる話を少しずつ発信していく予定です。最初のテーマは、「私が写真を始めたきっかけ」 について。役に立つノウハウではないかもしれませんが、同じようにカメラを手にしようとしている方や、ストリートフォトに興味を持っている方にとって、何かしらの共感や発見があれば嬉しいです。
・最初の出会いは映像から
それは大学を卒業して、普通の会社員として働き始めて8年ほど経った頃。当時、Canon 5D Mark II の動画機能を使った“映画のような”映像作品がSNSや映像業界で話題になっていました。
「一生会社員として過ごす人生は、自分には向かないかもしれない」――そんな漠然とした思いの中で、その映像を見た瞬間に「これだ」と感じたのを今でも覚えています。
・初めてのカメラとレンズ
カメラの知識はゼロでしたが、雑誌やネットで情報を集め、思い切ってプロ仕様の機材を揃えました。当時のセットはこんな感じです。
- EOS 5D Mark III
- EF 16-35mm F2.8L II
- EF 70-200mm F2.8L IS II USM
- ZEISS Planar T* 1.4/50
今の基準では5D Mark IIIは4KもLog撮影もできず、EF 16-35mm F2.8L IIも性能的には少し物足りないかもしれません。
それでも、EF 70-200mm F2.8L IS II USM や Planar T* 1.4/50 の描写力は今でも十分現役レベルだと思っています。
・ストリートフォトとの出会い
機材に慣れるために最初に取り組んだのがストリートフォトでした。もともとはブライダルなどの映像撮影を仕事にしようと考えていましたが、静止画であれば気軽に撮れ、編集も不要。カメラの操作を覚えるには最適だったのです。
初めて街でスナップを撮った時、「これは一生の暇つぶしが見つかった」と感じました。それから休日のたびに街に出て、ひたすら撮影するようになりました。
当初は焦点距離やシャッタースピード、絞り、ISOといった基本的なことすら全く分かっていませんでしたが、撮り続けるうちに自然と理解が深まり、技術と楽しさが同時に育っていきました。
・写真が目的になる瞬間
こうして私の写真生活は始まりました。最初は仕事の手段としてカメラを手に取ったはずが、いつの間にか「写真」そのものが目的になっていたのです。
あなたが写真を始めたきっかけは、どんなものでしたか?